「ゴキブリ」について知ろう
ゴキブリの駆除・対策の第一歩は、ゴキブリを理解すること。この記事では、ゴキブリの特徴や生態を学びます。
ゴキブリの種類
ゴキブリは主に熱帯と亜熱帯に4千種ほど生息しています。日本では温暖な地域に約40種が生息しています。古くから存在するため、「生きた化石」とも呼ばれることがあります。日本でよく見られるゴキブリには、チャバネゴキブリやクロゴキブリなどがいます。
ゴキブリの活動時期
ゴキブリは夏に活発になります。20度以上の暖かさがあると活動しやすく、多くは冬に死に絶えますが、一部が越冬して翌年繁殖します。
ゴキブリの生態と好む環境
ゴキブリは夜活動する生物で、人々の住む場所によく生息します。暖かく湿った場所を好み、食べ物や水のある場所で繁殖します。家の中では天井裏や床下、排水溝などによくいます。
ゴキブリの侵入経路
ゴキブリが家に入る経路は多岐にわたります。外からの侵入は、ベランダや換気扇、通風口、玄関、窓などが考えられます。飲食店では、物の隙間やシンク、また人が持ち込む段ボールやケースなども侵入経路となり得ます。
卵の孵化
ゴキブリは暖かくて暗い場所で産卵します。卵から孵化したら、成虫になるまでの期間は種類によります。特定の条件下で、一部は越冬して翌年再び産卵します。
植木鉢とダンボール
植木鉢やダンボールはゴキブリの産卵や生息に適した場所です。ゴキブリが嫌うハーブのような植物の香りを持つ虫除けも市販されています。
ゴキブリの人への影響
ゴキブリはさまざまな影響を人に与えます。以下、その詳細を見ていきます。
不快感
ゴキブリを見るだけで不快に感じる人が多いです。
悪臭
ゴキブリ特有の臭いは、周囲のゴキブリを引き寄せるとも言われています。この臭いを感じたら、速やかに掃除することがおすすめです。
病原体とアレルギー
ゴキブリは病原体を運ぶリスクがあります。また、死骸や糞はアレルギーの原因にもなり得ます。
食害と汚染
ゴキブリは食品をはじめ、紙や石鹸なども食べることがあります。その結果、物が汚れたり病原体が混入する可能性があります。
ゴキブリを家に入れない方法(予防法)
家にゴキブリを入れないための方法を、具体的な対策とともに紹介します。
清潔・整頓(掃除)
ゴキブリを遠ざける基本は掃除と整頓。コンロ周りの油汚れや食べ物の残り、飲み物の缶やボトルの底などに注意し、収納スペースの隅も定期的に清掃しましょう。
侵入口を塞ぐ
外部からの侵入を防ぐため、壁の隙間やすき間をコーキングで塞ぐのが効果的。ドアや窓には防虫ブラシを設置し、排水トラップの確認も忘れずに。
植木はこまめにチェック
植木鉢やプランターはゴキブリの隠れ家となるため、置く場合は移動と下部の掃除を定期的に行いましょう。
ゴミ処理
ゴキブリは食べ残しやフケ、髪の毛も食べるため、ゴミ箱は蓋をして、排水口の掃除をこまめに行いましょう。
ゴキブリ駆除・対策(基本)
殺虫剤
ゴキブリの駆除にはベイト剤が効果的。ゴキブリが多い場所に設置して、群れごと駆除しましょう。
ゴキブリ用トラップ
ゴキブリの生息場所や侵入経路の確認としてトラップは効果的。継続的に使用して効果を確認しましょう。
忌避剤
ゴキブリの侵入を防ぐためには、ピレスロイド系の忌避剤を使用してバリケードを作成します。
住まいのタイプ別>ゴキブリ対策
住まいのタイプに合わせたゴキブリ対策を紹介します。
一軒家
一軒家では、侵入口のすき間を塞ぎ、ゴキブリの嫌がる環境を作ることが大切です。排水管や暗い隅の掃除も欠かせません。
アパート
アパートでは、網戸や窓、換気扇などの隙間を確認。換気扇にはフィルターを、エアコンの穴はテープで塞ぎましょう。
マンション
マンションでは上層階も注意が必要。配管やエレベーターからの侵入を考慮し、対策を行います。
特別な環境下でのゴキブリ対策
特別な環境や状況に合わせたゴキブリ対策を紹介します。
ベランダ/トイレ/キッチン/床下
これらの場所はゴキブリの好む場所。掃除と駆除剤の併用で、ゴキブリの繁殖を防ぎましょう。
子どもやペットがいる家
子どもやペットがいる家では、安全性を考慮してベイト剤の設置位置や使用する駆除剤を選びましょう。
法人対策
飲食店やオフィス、工場では徹底したゴキブリ対策が必要。定期的な業者の点検や駆除、掃除を行いましょう。
プロに頼む場合
自分での駆除が難しい場合、プロに依頼するのも一つの方法。CSMの「ゴキブリ駆除サービス」などを利用して、ゴキブリ対策を徹底的に行いましょう。
上記の対策を取り入れ、ゴキブリが家に侵入するのを予防することができます。自分の住環境や状況に合わせて、効果的な対策を選んで実践しましょう。